製鉄所における様々なヤードで稼働している移動クレーン向けの無線通信をRMR9000を使った無線メッシュネットワークで構築。通信障害が許されないミッションクリティカル現場でRMR9000を使った冗長性のある高信頼ネットワークを実現しました。導入以来10年以上に渡って現場操業をノンストップで支え続けています。
概要
- システムの目的
- 制御用PLC間通信
- センサー情報伝送
- 画像情報伝送
- システムの規模
- クレーン移動距離:~300m
- RMR9000 各クレーンに1台、クレーンが移動する範囲に地上局を2台〜7台
無線メッシュを使用する理由
- 一般的な無線LANアクセスポイントを使う場合の課題を解決するため
- アクセスポイント間のローミングが適切に行われない(最適なアクセスポイントにローミングしない)
無線LANクライアントはひとつのアクセスポイントにのみ接続可能であり、現在の接続状況が不良にならない限りローミングを行いません。
一方、RMRは同時に複数の隣接ノードと接続することが可能で、その中から電波強度が良好で、かつ宛先へ到る最短経路を有する隣接ノードを自動判定するためにローミングにおける問題は発生しません。
- アクセスポイント間のローミングが適切に行われない(最適なアクセスポイントにローミングしない)
- 障害発生時に操業停止に陥るリスクを軽減するため