動物園ユビキタスインフラ

京都市動物園にてRMR9000による無線メッシュネットワーク構築

2010年、ユビキタスタウン構想推進事業(総務省)で(財)京都高度技術研究所が、京都市動物園「サイバー京都市動物園」と「野生への窓」(園内ナビゲーションシステム)を構築。
当該システムにおける園内無線ネットワークをRMR9000を使って設計構築し、園内のほぼ全ての場所から動物の活き活きとした姿を映像伝送できる柔軟な通信基盤を実現。工事開始から2ヶ月の短期間でネットワーク運用開始、ピーク時には24台のRMR9000で稼動していました。

丸印はRMR9000ノード、外周の太い線は有線リンク、内側の細い線は無線リンクを示しています。敷設可能な箇所には有線を利用し、それ以外は無線を利用するハイブリッド型メッシュネットワーク(有線メッシュ+無線メッシュ)の事例です。

園内に設置されているRMR9000

周りの景観に溶け込む様、通信機の収納箱やアンテナは濃い灰色や茶色に着色されています。(写真の左端に通信箱が写っています)
夏場の箱内は60℃にもなりますが、RMR9000は–20℃から65℃の稼動温度帯域に対応、過酷な屋外環境にも耐えられる仕様となっています。

類人猿舎設置ノード

動物園内に設置されているRMR9000の写真

参照