RMR よくある質問(FAQ)
- 無線メッシュルーターは、一般の無線LANアクセスポイントと何が違うのですか?
無線メッシュルーターは、通常の無線LANアクセスポイント機能に加えて次の機能をさらに提供する機器です。 無線メッシュルーター同士が自律的に無線通信を行い近接する無線メッシュルーターを見つけ出し、その情報を機器自身が伝えあうことで、 網目状のIPネットワークを構築するものです。データは、ルーター間をバケツリレー方式(マルチホップ通信)で運ばれることになります。 機器自身が自律的にネットワークを構築してくれる為、ネットワークの技術者でなくても、ルーターの電源を入れるだけでIPネットワークが即時に構築できる便利さがあります。
- どんなところで利用されていますか?
一般の無線LANアクセスポイントは、上位ネットワーク(WAN側)に接続する為には有線LANケーブルを敷設する必要がありますが、 無線メッシュルータはこういった有線敷設が不要となるため、広域な屋外のIPネットワークとして利用されることが多いです(広域な設備プラント、工場、工事現場、湾岸エリア、農場など)。
また、動的にIPネットワークを構築するという特徴から、移動体に利用されることもあります(移動体ロボット、移動クレーン、重機間ネットワークなど)。電源をいれるだけで簡単に構築できますので、災害時、イベントなどの短期間の一時利用ネットワークとしても使われています。
- RMR間はどれくらい距離を離すことが可能ですか?
アンテナの種類、アンテナ設置現場環境により2台のRMR間で通信可能な距離は大きく変化します。 たとえば、見通しがある屋外環境における無指向アンテナの場合は50m-150m程度、同様の環境で指向性平面アンテナ(8dbi)の場合は100m-300m程度の距離を一般的なガイドラインとしてお伝えしています。 アンテナ設置位置、周辺の電波環境によっては指向性アンテナを用いて500m以上の距離で25Mbpsという高速通信を行っている実績も複数あります。
註:現場における見通しの有無、干渉波を生み出す周辺建物との関係、降雨降雪などの影響も考慮いただく必要があります。ご利用に先立ち無線環境の事前検証実施をお願いしています。
- RMR9000は屋外で使用可能でしょうか?
電波法の観点でお答えしますと、2.4GHz帯でご利用いただく場合は屋外使用可能です。しかしながら5.2GHz帯の場合は電波法の制約(*1)があり現実的には屋外での使用はできません。一方、RMR9000Jは4.9GHz帯(以下の5GHz帯無線アクセスシステムにあたる)を使った屋外使用が可能です。
- RMRシリーズは海外ベンダーの製品ですか?
RMRは自社開発製品ですので、国内お客様のご要件には柔軟かつ迅速に対応することが可能です。
- MeshVistaとはどのようなソフトウェアですか?必ず必要ですか?
RMR同士は、無線で接続するため、どのノードとどのノードが接続されているのか、すぐにはわかりません。 このため、誰でも直感的に理解できるようにRMRのメッシュネットワーク状態を可視化する監視ソフトウェアがMeshVistaです。必須ではありませんがIPネットワークの知識が無い現場のご担当者の方にとっても無線メッシュネットワークが感覚的に管理できる非常に便利なツールです。
- PoE対応でしょうか?
RMR9000のWANポートはPoE受電可能です。
- 保守はどのような条件になっていますか?
ハードウェアに関しては、send-back方式による修理対応を行っております。(納品7ヶ月目からは有償対応となります)
ソフトウェアに関しては、ソフトウェア年間保守契約により、最新版のミドルウェアに更新することが可能です。
- RMRのセキュリティ機能はどのようになっていますか?
メッシュリンク間の暗号化方式としては、WEP64とWEP128をサポートしています。APとクライアント間の通信ではWEP64/WEP128/WPA-PSK/WPA-PSK2の暗号化方式を利用可能でス。 その他のセキュリティ機能としてはMACアドレスフィルタリング機能、隠れESSID機能などを提供しています。
- RMRの価格は?
オープン価格となっております。お気軽にお問い合わせください。